目次
自分で作った画像をテレグラムでステッカーとして使用できるようにするには、公式のステッカーボットからステッカーパックを登録する必要があります。
説明は全て英語で表示されるので一見難しそうですが、案内に沿って画像と絵文字を送信していくだけですので、実際は驚くほど簡単に登録できます。
基本的な流れは、「ステッカー名を入力」→「ファイルを送信」→「絵文字を入力」→「ステッカーIDを入力」の4ステップで完了です。
公式のステッカーボットを開く
まずは、テレグラムのグローバルサーチで「Stickers」と検索するか、以下のリンクから公式のステッカーボットを開いてください。
@Stickers
開くと以下の説明が表示されます。
適当に意訳すると、「このボットはあなたが画像からテレグラムステッカーパックを作成するのに役立ちます。(以下略)」と書かれているので、START
を押して開始します。
/start
を押すと、使えるコマンド一覧が表示されます。
簡単な英語ですが、以下訳。
ステッカーとマスク
/newpack
– 新しいステッカーパックを作成する
/newmasks
– 新しいマスクのパックを作成する※
/addsticker
– 既存のパックにステッカーを追加する
/editsticker
– (ステッカーに対応する)絵文字を変更、または整理する
/ordersticker
– パック内のステッカーを並べ替える
/delsticker
– 既存のパックからステッカーを削除する
/delpack
– (既存の)パックを削除する統計情報
/stats
– ステッカーの統計情報を見る
/top
– 一番使われているステッカーを見る
/packstats
– ステッカーパックの統計情報を見る
/packtop
– 一番使われているステッカーパックを見る
/topbypack
– パック内の一番使われているステッカーを見る
/packusagetop
– あなたのパックの使用状況の統計を取得する
/cancel
– 現在の操作を取り消す
いくつか固有名詞が登場しているので、解説します。
マスク(Masks)
– 写真を編集するときにヒゲやメガネなどを付け足すことができる特別なステッカー。
パック(Pack)
– ステッカー1枚から最大120枚をまとめた1セットのこと。インストールする際はパック単位となる。
絵文字(emoji)
– ステッカーでは画像と絵文字(主にエモーション:感情表現の絵文字)を紐付けています。これにより、チャットで絵文字(例:笑顔の絵文字)を入力した際に、自動的に対応するステッカーを候補に表示してくれます。
統計情報(Stats)
– 自分のステッカーがどれくらいインストールされて使われているのかの情報。
ステッカーパックを作成する
早速、ステッカーを登録してみましょう。
まずは/newpack
のコマンドを打ち込みます。
(意訳)今から登録するステッカーパックをどう呼べばいいか名前を入力してください。
と表示されるので、好きな名前を入力してください。
ここでの名前は日本語での入力が可能なので、母国語でわかりやすい名前をつけても構いませんし、幅広いユーザーに使ってもらえるように英語でつけるのもいいでしょう。
ステッカーパックの名前を入力
前回作成した画像を登録したいので、今回は名前を「まるばつ」として入力してみましょう。
(意訳)次にステッカーを送信してください。画像は512x512pxの透過pngである必要があります。
ステッカーをきれいに見せるために、サンプルのStickerExample.psdファイルのように、白いフチ線とドロップシャドウをつけるべきです。
ステッカーをアップロードするときは、Web版またはデスクトップ版のテレグラムを使うことを推奨します。
作成した画像のサイズが512pxじゃない場合や、透過pngじゃない場合は、画像編集ソフトで調整してください。白フチ線やドロップシャドウは必須ではありませんが、付けておかないと背景が同系色だった場合に同化してしまうので、環境に左右されないクオリティを重視するなら付けておいたほうがいいでしょう。
一応推奨はWeb版とデスクトップ版となっていますが、(.pngファイルの保存場所さえわかっていれば)スマホ版でも問題ないので、今回はAndroid版で進めていきます。
ステッカーの画像ファイルを送信する
ステッカーを送信してくださいと言われているので、画像ファイルを送信しますが、注意点がありますので、下の画像を参照してください。
画像のサムネイルやGalleryから送信しても失敗します。
試しに、Galleryから「○」の画像を送信してみます。
(意訳)画像ではなくファイルとして添付してください
画像として送信すると自動的にjpgファイルに変換されてしまうので、注意されてしまいます。
なので、正しく送信するためにはFileから画像ファイルを選ぶ必要があります。
スマホだとファイルの保存場所がわかりづらいですが、今回はPCで作成した画像を、テレグラム経由でスマホに送って保存しておいたので、/sdcard/Download
辺りのフォルダに保存されていました。
その場合、スマホに送る際もファイルとして送信しないと.jpgに変換されてしまいますし、二度手間で面倒なので、私からもWeb版かデスクトップ版を使うことをおすすめします。
ファイルとして送信が成功すると以下のようになります。
(意訳)ありがとう!次にステッカーに対応する絵文字を送信してください。
複数の絵文字を指定することができますが、一つのステッカーにつき2つ以下にすることを推奨します。
と、絵文字を送信するように言ってきます。
ステッカーに対応する絵文字を送信する
ステッカーは絵文字と紐付けることで、チャットにその絵文字を入力した際に対応するステッカーを候補に表示する機能があります。
テレグラムでは全てのステッカーが無料で手に入るので、往々にして大量のステッカーを保有することが多いですが、その中から毎回、”今”の感情に合ったステッカーを即座に見つけ出すのは難しいと思います。
そこで、笑顔のエモーション絵文字を入力したら笑顔のステッカーだけが候補に出てくる機能を活用することで、素早く会話の内容に合ったステッカーを見つけて貼り付けることができます。
絵文字から○
に合った絵文字を探して入力します。
おめでとう。パックのステッカーの数:1つ。
他のステッカーを追加するには、.png画像を送信してください。これで完了する場合は、単純に
/publish
コマンドを送信してください。
これで一つの画像をステッカーとして登録することができました。
2枚めのステッカーを登録する
「×」の画像もあるので、続けて画像ファイルを送信します。
同じく絵文字の入力を求められるので、同じように×
に合った絵文字を送信します。
ステッカーを公開する
これで完了したいので、/publish
コマンドを入力します。
(意訳)ステッカーパックに友人やフォロワーと共有できるリンクのための短い名前を入力してください。
(これは他に同じ名前の人がいないユニークである必要があります。半角英数字とアンダーバーが使用できます)例えば’Animals’と入力すると、共有リンクは
https://telegram.me/addstickers/Animals
となります。
ここで、ステッカーを公開するためのリンクURLを決めることができます。というか、リンクを作成しないとステッカパックの作成が完了しません。
(当サイトでは最初に入力した名前と、今回の短い名前だと紛らわしいので、便宜上こちらの短い名前をステッカーIDと呼ぼうと思います。)
わかりやすく、且つ短めのものがいいでしょう。
marubatsu
と付けてみました。
(意訳)ドカーン!あなたのステッカーパックは公開されました!
こちらがあなたのリンクです:https://t.me/addstickers/marubatsu
このリンクでステッカーを共有して、誰もがステッカーを追加することができます。
これで、ステッカーの登録が完了しました。
表示されているURLを友達に送ってステッカーを追加してもらいましょう。